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| 今回は、中野区のUさん宅からお送りする、パピーレッスンの第2回です。訓練士の岩田さんによる問診と、トイレ、甘噛み、飛び付きの指導が終わり、いよいよ服従訓練に移ります。これを出来るようになれば、わんちゃんのしつけがぐっとやりやすくなる大事な訓練です。 |
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| ディオンくんのデータ |
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| 犬種 |
ボーダーコリー |
| 性別 |
男の子 |
| 年齢 |
2ヶ月半 |
| 性格 |
思慮深く飲み込みが早い |
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| 岩田 |
「それでは、服従姿勢(仰向けの姿勢をとらせる)に移りましょう。服従姿勢の訓練は、同時にタッチング(体を触る)、マズルコントロール(口元を触る)も含みます」 |
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| すまいるわん |
「飼い主に対する服従心を持たせるための訓練ですね」 |
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| 岩田 |
「服従心だけではありません。飼い主さんとの間に信頼感や安心感を築き、我慢を教え、リーダーは誰なのかということをきちんと認識させるための、とても重要な訓練です。それから今日は最後に、ハウストレーニングもしてしまいましょう」 |
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| ワザ1 服従姿勢をとらせよう |
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| 岩田 |
「服従姿勢にもいくつか方法があるのですが、ここでは比較的簡単な方法を行います。まず、飼い主さんは両足を伸ばして座ります。そして犬の頭が股のところにくるような体勢で、足の間に仰向けに置いたら、動けないように軽く両足を絞って挟み込み、そのまましばらくじっとさせます」
| (写真1) |
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「次に飼い主さんは、右手の親指と人差し指で、犬の右前足の付け根をつかみます。そのまま中指を犬の左前足の付け根の外側にあてがい、犬の両前足を固定します。薬指と小指は犬の胸に当て、動けないように軽く押さえつけます。これが服従姿勢です(写真1)」
「この指使いは、犬の体格により多少変わってくるのですが、まだ体の小さいパピーの場合は、だいたいこれで大丈夫でしょう」
「この状態で落ち着いたら、体中のあらゆるところに触れたり(タッチング)、口元を触ったり(マズルコントロール)していきます。左手を使い、お腹、足、頭、顔など、体のさまざまな部分を優しくなでるのです(写真2)。慣れてきたら、口を開けて中を見たり、歯茎を触ったりもしてみましょう。この時、常に優しく声をかけながらおこなうようにしてください。暴れても強い口調は使わず、優しく声をかけた方が犬は早く落ち着きます」
| (写真2) |
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「この服従姿勢は、犬が嫌がったり暴れたからといって止めてしまっては、効果がありません。むしろ、暴れれば飼い主が言うことを聞いてくれる、と犬に思われれば逆効果になってしまいます。嫌がる犬を我慢させることが訓練ですから、最初はかわいそうに感じるかもしれませんが、がんばりましょう。犬にとってもこの体勢は、慣れてしまえば決して苦しいものではなく、飼い主さんに体を預けられて、リラックスできる姿勢なのだとわかって、受け入れてくれます」
「訓練時間の目安は、1日1回30分。ただし、犬が暴れてしまい服従姿勢が崩れてしまった場合は、そこで時間をリセットして、また最初から始めます。つまり、30分間連続してこの体勢を続けられるまで、がんばって欲しいのです。どうしても連続できない場合は、1時間もすれば犬も飼い主さんも疲れてしまいますから、様子を見て止めてもかまいません。1時間の中で、10分間連続で服従させることができていれば、まずまずの効果はあるでしょう」
「終了する時は、飼い主さんの左手を犬の肩の下に差し込み、足の絞りを緩めると同時にくるっと起こしましょう。この時、犬には力を使わせず、飼い主さんの力だけで起こすことが大切です」
「この訓練は、目安としては1歳半くらいまで続けましょう。いきなり終るのではなく、様子を見ながら少しずつ回数と時間を減らし、最後は月に一度くらいにしたうえで終了させてください。ちなみに、この服従訓練は噛み癖のあるような犬でなければ、成犬にも有効ですから、もう一度しつけをやり直したい飼い主さんもチャレンジしてください」 |
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| ワザ2 ハウストレーニングをしよう |
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| 岩田 |
「次は、ハウストレーニングです。ハウスの中は、自分にとって安心して落ち着ける場所であると覚えさせることは、パピーにとってとても重要なことなのです」
「まず、ハウスの前に犬を置き、“ハウス”と言いながらお尻を軽くポンポンと叩くように押して、中に入れます。この時にハウスから逃げようとする場合は、はじめから前足をハウスの中に入れておいて、それからお尻を押してください」
「ハウスの中に入ったら、おやつをあげながらよく誉めて、一度扉を閉めます。閉めたらすぐに“マテ”と言いながら片手の手のひらを犬に見せ、もう一方の手で少しだけ扉を開けます。この時に、マテを聞かないで鼻を出そうとしたら、扉を素早く一瞬だけ閉め、犬の鼻先に寸止めで軽く当てます」
「これを何度か繰り返して鼻を出さなくなったら、少しずつ扉を開ける幅を広げてください(写真3)。広げてまた鼻を出した時には、寸止めの動作を繰り返します。そして、完全に扉を開けても鼻を出さなくなったら、スワレ→マテ→ヨシの順にコマンドを出して、ハウスから出します。そして、おやつは与えずに優しく誉めてあげてください」
| (写真3) |
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「ここで時間を置かず、すぐに最初(ハウスに入れるところ)から、また同じ訓練をおこないます。一度に5〜6回程度は繰り返してください。そのうちに、犬自身が遊び感覚で楽しみはじめ、ハウスを好きになります」
「ポイントとしては、誉める時におやつを使うのはOKなのですが、ハウスの中に誘導するためには使わないほうが良いという点です。それから、ハウスに入るとそのまま閉じこめられてしまうという関連付けができてしまうと、犬は嫌がっていつまでもハウスに入ろうとしないことがあります。ハウスの練習をする時は必ず短い時間に何度も繰り返し、入ってもすぐに出してもらえる、と言う印象を付けるよう練習しましょう。この訓練をしっかりおこなっておくと、玄関ドアの前でのマテも、容易に教えることが可能になります」 |
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| 岩田 |
「パピーレッスンは、先々の“困った!”を無くすためにも、とても大切な訓練です。時間も手間もかかりますが、根気良く続けてみてください」 |
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| Uさん |
「わかりました。がんばります」 |
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| すまいるわん |
「Uさん、岩田さん、長い時間ありがとうございました」 |
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| 第5回「お留守番もしてね! ハウス嫌いを治そう」に登場していただいた本田さんに、近況をお聞きしました。 |
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| 「噛み癖と一緒に、ハウス嫌いもほぼ完璧に治りました! 今では、来客時やごはんの時に、一言“ハウス”と言えば自分から率先して入るようになり、扉を閉めても一切鳴いたりしません。もともと、ハウスの中で長時間過ごさせる気はないので、私たちのライフスタイルにはこれで充分です」 |
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| 本田さん、順調に解決できているようで良かったですね!! |
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| 次回の更新をお楽しみに! バックナンバーはこちらです。 |
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