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しつけにワザあり
 今回は、黒ラブのエディちゃんの飛びつき癖に悩む、東京都北区の冨田さん宅にお邪魔しました。やんちゃ盛りで、人と遊ぶことが大好きなエディちゃんに、訓練士の倉持さんはどんなワザで指導してくれるのでしょうか?
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エディちゃんのデータ
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犬種 ラブラドール・レトリーバー
性別 男の子
年齢 5ヶ月
性格 気が強くてやんちゃなのに、一面では甘えん坊。とにかく人が大好き
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ヒアリング!
すまいるわん 「どんなときに飛びついてしまうのですか?」
冨田 「どんなときでも、です(笑)。家の中でも、お散歩の途中でも、家族にも他人にもすぐ飛びつきます(写真1.2)。人にかまってもらうのが嬉しくて仕方ないみたいで。あと、飛びつきではないんですが、キッチンの上に置いてあるものを、伸び上がってすぐに口に入れてしまうのにも困っています」
倉持
(写真2)
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ついでに、すまいるわんスタッフにも飛びついてくるエディちゃん。もし犬嫌いの人だったら困りますよね
「ラブは人間大好きな犬種ですし、エディちゃんはまだ生後5ヶ月ですから、好奇心旺盛で多少やんちゃなのは、ごく普通だと思います。でも、ここでつい甘やかしてしまうと、飼い主の言うことをきかない性格に育ってしまいますから、しっかりしたしつけが必要ですね。特に飛びつき癖は、他人に迷惑をかけ、思わぬ事故に繋がる可能性もあることですから、きちんと対処していきましょう」
(写真1)
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さっそく、倉持さんに飛びついていくエディちゃん。しっぽびゅんびゅん!
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ワザあり!
ワザ1 オスワリの徹底とアイコンタクト
倉持 「基本的な服従訓練の中でも、飛びつきをやめさせるため特に重要なのは、オスワリの徹底です。飼い主が命令してすぐにオスワリができるようになれば、飛びつく前に防ぐことができるからです」
(写真3)
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犬は上を向くと、自然にオスワリの態勢になります
「オスワリのしつけ方の基本は、飼い主が右手(左手でも良いですが、必ず決まった手で)でオヤツを持ち、“オスワリ”と声をかけながら少しずつオヤツを持つ手を上にあげていきます。そうすれば犬は自然にお尻が下がって、オスワリの態勢になります(写真3)。一瞬でもオスワリの態勢になったら、その瞬間にオヤツをあげ、よく誉めてあげてください。これを何度も繰り返します。オスワリをせずに飛びついてきた場合は、何もリアクションをせずに無視してください」

「次に、アイコンタクトをしっかりと教え込みましょう。アイコンタクトとは、犬が常に飼い主の目を見るように習慣づけることです。これは、単に目を見るということではなく、犬が何か行動しようとするときに、必ず飼い主の判断を仰ぐようにするためなのです」

(写真4)
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最初はどうしてもオヤツのほうを向いてしまいますが、じっくり取り組みましょう
「方法としては、まず、犬にオスワリの態勢をとらせます。次に飼い主は右手をぐっと横に伸ばしてオヤツを持ちます。すると犬は、どうしてもオヤツに目が向いてしまうと思いますが、ここで“マテ、エディ”などと声をかけながら、飼い主に視線を向けるのを待ちます(写真4)」

(写真5)
写真
オヤツをあげたら、大げさなくらい誉めてあげましょう
「そして、一瞬でもいいから、犬が飼い主の目を見たら、すぐに“よし、よく我慢したね”などと誉めながら(写真5)、オヤツを与えてください。すると、犬は“飼い主の目を見れば、オヤツがもらえる(いいことがある)んだな”ということを理解してくれます。逆に言えば、飼い主の目を見ない限りは、絶対にオヤツをあげてはいけません。犬が飼い主を見る時間は、最初はほんの一瞬かまいません。慣れてきたら少しずつ、目が合ってからオヤツを与えるまでの時間を長くしていきましょう。10秒も待てるようになれば立派です」

「この2つができるようになれば、それだけで飛びつきが治る場合も多いです。大事なことは、決して叱るのではなく、犬に“飛びつかずにオスワリをしていれば、誉められてよいことが起こる”と思わせることです」
ワザ2 無視する、リードを踏む
倉持 「もし、オスワリやアイコンタクトだけで治らない場合は、次のテクニックを試してみてください。
(写真6)
写真
このようにかまってしまうと、犬は喜んでしまい逆効果です
まず最初は、“無視する”ことです。犬が飼い主に飛びついてきたら、飼い主はクルッと背中を向けて犬を完全に無視してしまうのです。犬が飛びついてきたときに、やめさせるため犬の手を持ったり、“やめなさい”などと話しかけたりすると、それは犬にとっては飼い主にかまってもらえたという嬉しい出来事になってしまうので、逆効果なのです(写真6)。一切反応せずに、背中を向けて無視してしまってください。これは主に、飼い主さんに飛びついてきた場合のテクニックですね」

(写真7)
写真
倉持さんの足に注目。たったこれだけで、飛びつけないようになります
「次に、散歩の途中などで、他人に飛びつこうとした場合のテクニック。このようなときは、飛びつきそうな気配を感じたら、リードを踏んでしまうのです(写真7)。犬がオスワリした状態で苦しくない程度の長さのところを目安にして(ビニールテープなどで目印を付けておくと便利です)、飛びつく前にリードを踏んでください。飛びつこうとする犬を手で引っ張って戻そうとすれば、飼い主は疲れますし、タイミングが遅れてしまうこともありますが、踏んでしまえばとても楽にできます。そのままの態勢で我慢させて、飛びつきを諦めた様子が見られたら、よく我慢したねと誉めてあげてください」
ワザ3 キッチンでも同じです
倉持 「キッチンでも、これまでの説明と同じ要領で対処すればよいのです。まず、イタズラしそうになったら、アイコンタクトとオスワリでじっとさせる。それでも無理な場合は、当面のあいだ室内でもリードを付けておき、必要なときはリードを踏んでしまえばばいいのです。ちゃんと我慢できたら、オヤツをあげるなどしてよく誉めてあげてください。また飼い主さんは、犬の気を引くものや危険なものをキッチンに出しっぱなしにせず、いつも片付けておくよう心がけてくださいね」
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よいこになあれ!
冨田 「このコは、とても学習が早くて教えたことはすぐに実行するんですが、じつはずる賢いしころがあって(笑)、相手によって態度を変えるんですね。今は取材中なのでとても聞き分けがよいですが、みなさんがいなくなったら、絶対に忘れたふりをするんです(笑)」
すまいるわん 「策略家ですね(笑)」
倉持 「それは、たぶん自分がこの家族の中のリーダーになりたくて、うずうずしているからなんです。まだ5ヶ月ですから、そういうふうに考えがちなこと自体は仕方ありませんが、だからこそ、今のうちにしっかりとしつけておかないと、自分がリーダーだと勘違いして成長します。基本的なアイコンタクトや服従訓練を、しっかりおこなってくださいね
冨田 「がんばります」
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冨田さん&エディちゃんの訓練の結果は、数ヶ月後にこのコーナーで報告する予定です。がんばってくださいね!!
次回の更新をお楽しみに! バックナンバーはこちらです。
リクエスト募集
「しつけにワザあり」では、このコーナーに登場していただけるユーザーを募集しています。実際にわんちゃんのしつけや癖などで困っていることを、プロの訓練士がお伺いして解決に乗り出します。
 応募条件は、「(現在のところ)東京都区部、埼玉県南部近辺に在住であること」、「ご自宅取材・撮影に応じていただけること」、「数月後に、コメントなどで結果報告をしていただけること」です。取材後に、有料の訓練を受ける義務はありません。
 
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