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| 今回は、愛犬クーちゃん(ポメラニアン)の吠え癖に悩む、東京都大田区の大原さん宅にお邪魔しました。大原さんはこれまでに数度、笠井さんの指導を受けているのですが、その内容を踏まえて、無駄吠え解決のワザをご紹介しましょう。 |
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| クーちゃんのデータ |
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| 犬種 |
ポメラニアン |
| 性別 |
男の子 |
| 年齢 |
10ヶ月 |
| 性格 |
やんちゃなのに神経質 |
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| すまいるわん |
「吠え癖にお困りとか?」 |
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| 大原 |
「そうです。玄関のチャイムの音はもちろん、表を人が通ったり、何か物音がするたびに吠えるんです(写真1.2)」 |
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| 笠井 |
「吠え癖にも理由はいろいろあるのですが、もともとポメラニアンというのはやんちゃで活発なわりに、一面では警戒心が強く臆病な性質を持っています。クーちゃんの場合、特に音に反応して吠えるというのは、自分のテリトリーに対する意識が、神経質に反応してしまっている気がします。飼い主に任せないで、自分で侵入者から縄張りを守るという意識が強すぎるんですね。まず飼い主との上下関係をハッキリさせること。頼もしいリーダーの存在が必要です」 |
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| すまいるわん |
「今は、リーダーの存在がはっきりしていない?」 |
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| 大原 |
「そうかもしれません(笑)。自分たちのごはんを、欲しいと言われればあげてしまったり、遊んでくれと言われたら、すぐに応えたりしてしまって。お散歩の途中でも、“かわいい犬ですね”と周りの人にチヤホヤされるのをそのままにしてましたから、クーが“自分がリーダー?” と勘違いしてしまったのかもしれません」 |
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| 笠井 |
「基本的なしつけと、音に対する吠え癖えの対処を平行しておこなっていきましょう。吠え癖を完璧に治すのはかなり難しいのですが、しつけ次第で生活に支障のない程度には改善できますから」 |
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| (写真1) |
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| (写真2) |
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| ワザ1 服従訓練 |
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| 笠井 |
「大好きなオヤツを動機付けにして、オスワリ、マテ、フセの訓練をします。まずオスワリは、目の前でオヤツを持って“オスワリ”と声をかけながら。少しずつオヤツを持つ手を上にあげていけば、自然にオスワリの態勢になります(写真3)。
マテは、30センチくらい離れた床にオヤツを置き、“マテ”と声をかけながら手のひらでストップをかけるように。待たせる時間を少しずつ延ばしていきましょう(写真4)。フセは、まず自分の足を伸ばして、床と足の間にわんちゃんの頭が入る程度の空間を作ります。オヤツで誘導して膝の下をくぐらせ、フセの態勢になったところで“フセ、フセ”と声をかけ、これがフセの態勢だとわからせます。徐々にオヤツを減らしていきましょう(写真5.6)」
「この服従訓練で大切なのが、必ずオヤツは決まった手(右手なら右手)で持つこと。右手に意識を集中させ、“言うことを聞けば、いいことがあるな”と条件付けをさせることが大切です。これらの態勢を解除するときには、“OK”など決まった言葉をかけて解除し、大げさにならない程度にほめてあげましょう。これを根気よく繰り返します」 |
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| ワザ2 気をそらせる |
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| 笠井 |
「例えばチャイムに反応しそうになったら、まず“おいで”などと声をかけてみて、それでも吠えはじめてしまったら、すぐに大好きなオヤツを与えて、音から気をそらせましょう」 |
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| ワザ3 イヤなことが起こる |
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| 笠井 |
「クーちゃんは音に敏感に反応するので、無駄吠えをやめさせるためにも音を利用します。空き缶に小石などを詰めてガムテープで蓋をしたガラガラ(写真7)を用意し、吠えたらすぐにこのガラガラを、カクテルをシェイクするように激しく振り、大きな音で鳴らしましょう。そのときに“NO!”と一緒に声を出します。吠えるたびにこのイヤな音を繰り返し聞かせると、ガラガラを見ただけで鳴き止むようになり(写真8)、そのうち吠えること自体が減ってきます。
| (写真9) |
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ガラガラの代わりに、スリッパ(写真9)や丸めた新聞紙(写真10)などで床をバン! と激しい音で叩いてもいいです」
| (写真10) |
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「このガラガラなどは、日頃から各部屋に2個ずつくらい用意しておき、吠えたら間髪を入れずに鳴らせる環境を作ってください。また、イタズラを防ぐためにも、必ずクーちゃんの目線より高いところに置いておいてください」 |
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| (写真7) |
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| (写真8) |
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| 大原 |
「2ヶ月くらいこの訓練をしていて、まだ吠え癖は残っていますがだいぶ良くなっています。無駄吠え以外にも、このコは夜、居間で独りで寝させているんですが、ずっと夜鳴きがひどかったんです。明け方までキャンキャン鳴いて、壁をガリガリ。一時はこちらがノイローゼになるかと思いましたが(笑)、今では鳴いても、私が2階から“No!”と言えば、すぐ止むようになりました」 |
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| 笠井 |
「夜鳴きは寂しいせいだと思いますが、甘やかさないためにも、できるだけ飼い主と犬は別の部屋で寝るほうが好ましいですから、このままがんばってほしいですね」 |
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| 大原 |
「はい」 |
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| (おまけ) |
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| 大原さん&クーちゃんの訓練の結果は、数ヶ月後にこのコーナーで報告する予定です。がんばってくださいね!! |
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| 次回の更新をお楽しみに! バックナンバーはこちらです。 |
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