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連載コラム
わんちゃんも人も、うっとり
アロマテラピー講座 講師/石澤 佳小里さん
 わんちゃんと人のためのアロマテラピーを知っていますか? 植物から採った精油(エッセンシャルオイル)を、さまざまな形で体内に取り込むことで、わんちゃんのストレスや問題行動の解消、しつけ補助、ノミやダニの駆除、さらには自然治癒力を引き出すことで、疾病の予防や治療にも役立ちます。もちろん、人の心の癒しにも効果バツグン。わんちゃんとの暮らしに、香りのチカラをプラスアルファ! アロマテラピーの実践法を、基礎からご紹介します。
第3回目は、アロマトリートメントについてです。
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アロマトリートメントってなに?
 前回のブラッシングから一歩進んで、わんちゃんの身体に直接、精油のチカラを与えましょう。わんちゃんの体調や症状に合わせた、オリジナルのトリートメントオイルをブレンドして、マッサージの要領で優しくスキンシップをするだけです。
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写真
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どんな効果があるの?
 精油とベースオイルが持つさまざまなパワーが、わんちゃんの心と身体を癒します。肌のダメージ緩和やストレスの抑制はもちろん、呼吸器系の悩みや関節炎、リウマチの痛みなど、さまざまな疾病に対して効果をもたらせてくれます。
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わんちゃんのための、アロマトリートメント
1.トリートメントオイルを作りましょう
写真 作り方はとっても簡単。“お好きなベースオイル10ml程度(ブレンドも可)”に“お好きな精油3〜5滴程度(ブレンドも可)”を入れ(写真1)、よくかき混ぜるだけです。ベースオイルとは文字どおり、精油を希釈するためのベースとなる植物オイルのことで、精油と同様、さまざまな種類があります。
 症状別にオススメの種類は表1のとおりですが、セサミオイル(ゴマ油)は比較的価格も安く(100ml入りで1,000円前後。1L入りなどの大瓶もあります)効能も幅広いので、初心者の方にはオススメです。なおトリートメントオイルは、使い切るぶんだけをそのつど作るようにしてください。
<表1>
症状 ベースオイル 精油
肌のダメージ 小麦胚芽オイル
セント・ジョーンズワート・オイル
ゼラニウム
ローズマリー
ラベンダー
鎮静 セント・ジョーンズワート・オイル パイン
バーチ
ローズマリー
カモミール
ウマチ セサミオイル
セント・ジョーンズワート・オイル
サイプレス
呼吸器 セサミオイル ローズマリー
ユーカリプタス
パイン
ヘアケア セサミオイル ユーカリプタス
ローズマリー
ストレス セサミオイル
セント・ジョーンズワート・オイル
ネロリ
ラベンダー
プチグレン
2.トリートメントをしましょう
写真 最初のうちは、まずわんちゃんがリラックスするまで、オイルは使わずに肩や背中をよくなでてあげましょう。それから後頭部と尻尾の付け根部分の2ヶ所に手を置いて、落ち着かせます(写真2)。次に頭頂部から尻尾の付け根までを、背骨に沿って6回ほど優しくなでてあげて。
写真 落ち着いたら、いよいよトリートメントオイルを手のひらに取り、優しくゆっくりと、なでるように地肌にすりこんでください。  呼吸器に効かせたい場合は、鼻から香りの成分を吸い込ませるため首の周辺に、ヘアケアの場合は皮膚ではなく皮毛になど、用途に応じて塗り分けてあげます。わんちゃんの皮膚の気になるところには、毛を分けて直接塗ってあげます(写真3)。

 トリートメントは、毎日のブラッシングのときに一緒にするのがよいでしょう。症状別、部位別の詳しいトリートメントの仕方は、今後の連載で解説していきますが、顔や鼻には直接塗らないようにしてください。
 オイルを使い始めのころは特に、わんちゃんの内臓の働きが精油によって活発になるため、ヨダレを垂らすことがありますが、気にする必要はありません。また、わんちゃんがトリートメントオイルを舐めたとしても、害はないので安心してください。
« Q&Aコーナー »

M・Tさんからの質問
「アロマテラピーは、季節によって使用方法や分量は変化しますか? また、暑い日と寒い日とでは、アロマの内容を変化させる必要はありますか?」


答え
「精油の使用量や種類を、季節や気温によって調節する必要は、特にありません。しかし、季節や気温が変わることで、わんちゃんの体調(夏バテなど)や環境(ダニの発生など)に変化があった場合は、それに合った精油やベースオイルを、ぜひ試してみてくださいね」
こんなことに注意して!
 アロマテラピーのすべてに共通することですが、精油や機器の取り扱いについては、充分に注意を払い、メーカーの取り扱い説明にしたがってください。
精油は必ずふたを閉めて、わんちゃんや乳幼児が触れない冷暗所に保存すること。
精油は、取り扱い期限にしたがって使い切るようにすること。
精油の原液を、人もわんちゃんも絶対に口に入れないこと。
コンセントを引っ掛けたり倒したりしないよう、ディフューザーはわんちゃんや乳幼児が届かないところで使用してください。
万が一、気分が悪くなったり体調が悪化した場合はすぐに使用を中止し、かかりつけの医師の指示を受けてください。
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次回の更新をお楽しみに! バックナンバーはこちらです。
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写真 石澤 佳小里さん(と愛犬バースくん)
JNEA認定英国式リフレクソロジスト。ドッグナチュラルセラピスト。犬のストレス解消と治療のため、英国式アロマテラピーとリフレクソロジーを応用したドッグケアを実践。東京・大崎に、ペットと一緒にくつろげる一軒家の女性専用サロン、ワンズケアをオープン。
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リクエスト募集
わんちゃんと人のためのアロマテラピーについて、石澤さんに聞いてみたいことを募集しています。user@b-p.co.jpまでメールをお送りください。参考にさせていただきます。また、感想のメールもお待ちしています。
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